2014年12月9日火曜日

12月21日天満ナチュラルマーケット そしてただしいモーニング

                    
 12月21日日曜日は天満ナチュラルマーケットに足圧参加させていただきます。
30回という記念の会でもあり、セラピーをうけていただいた方に小さなプレゼントも・・・
どうぞ、小さくお楽しみに・・・。
 
 
                        *   *   *
 
 街中にあることをわすれそうな 静かな珈琲店を少し前に教えてもらって、時々ひとりでぼんやりしに行くことがありました。落ち着いた雰囲気の店主さんがおひとりで丁寧に珈琲をいれてくださいます。
 
 その日は人と会ったあとに、お店に行きました。
とてもまっすぐに帰る気持ちにはなれませんでした。
そんなこと、おかしいよ。大切なものを見失ってる・・・等々
その人のお話は、本当に正しいように思われて、わたしのおもいや望みはとても間違ってる気がしました。
わたしってなんて頭が悪いんだろう・・・
自分勝手でこどもっぽいんだろう・・・
そんな気持ちでいっぱいになり、珈琲を飲んでいたら、
涙がぽろぽろこぼれてきました。
幸いお店にはわたしひとりで、おさまるまで待ちました。
それから、なんとか気持ちを落ち着けて、
「ごちそうさまでした」と店主さんに言ったら、
「さっき鼻をすすってらっしゃいましたが、風邪ですか?」と声をかけてくださいました。
わたしは、こっそり涙をながしていたつもりで、わかってらした・・・
とおもったら、またこみあげてきて、
「すごく正しいわたしへの意見をきいて、凹んでるんです」
と言ってしまいました。
そうしたら、店主さんは、とても静かに
「正しいことだからって、いちいち聞かなくてもいいとおもいますよ。例えば、この店は午後からだけど、モーニングをしてほしいと言われたりするんです。そしたらまわりに住んでいる人たちのためにもなるしという意見です。それはある意味正しいんです。でもわたしはわたしのおもいがあってこういうスタイルでやっているんですから、その意見は、正しいからって聞かなくてもいいんですよ」
と言ってくださって、それを聞いて、わたしは、また涙を流してしまいました。
店主さんは、ティッシュをさしだしながら、
「だいじょうぶですよ。帰ってゆっくり一晩寝たら、元気になりますよ」
と言って、わたしを見送ってくださいました。
 
 そんな風に言葉をかけてもらえたことが、自分をダメだというつよいおもいからわたしを落ち着かせてくれました。わたしは、たとえダメな人間だとしても幸運なことには間違いないとおもえました。
 
 しばらくして その日のことをおもい返してみたとき、その正しいことはもともとわたしのうちにあって、あなた、間違ってるんじゃない?と自分で自分に言っていたのだな、と感じました。
その自分の(もしかしたら正しいとは言えないかもしれない)おもいを
でもそうおもってるんだよね?とみとめるためにその日があった気がしました。
 
そして、風邪ですか?(言いたくなかったら、風邪って言ってください)という店主さんの言葉は
なんて大人の言い方なんだろう・・・と 改めておもいました。
そして、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
 
今度はのんびり楽しく珈琲を飲みにいきますね。
 
 
 



 
 
 
 
 


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