2015年4月13日月曜日
4月18日土曜日 green stone さんの sokuatsu(足圧)の日 そして知らない道が教えてくれたこと
4月18日土曜日は交野(かたの)のgreen stone さんの二階で11時から18時までsokuatsu(足圧)です。住宅街の静かなお店の畳の部屋で、ゆったりした空間です。からだも気持ちもふんわり軽やかになれる時間がながれます。
雨の日々から晴れた11日土曜日、池田のCafe gallery phtea さんでの初めてのsokuatsu(足圧)もおかげさまで、受けてくださる方が続いて、無事おえることができました。天窓から陽の光がさす空間の奥の縁側で過ごせた楽しい一日でした。
ありがとうございます。
* * *
高校生になったころ、クラブをやめて、一緒に過ごす友だちもいなくて、毎日放課後や休みの日に、なにをしたらよいかわかりませんでした。
仕方なく 雨の日以外は、通学用の自転車に乗って、知らない道を(といってもすぐに家に帰ってこられるぐらいの距離)走ることにしました。
ごく普通の家や団地、街路樹やよくある草なんかを見ながら走って、今日はここまでと引き返す
ということを繰り返していました。
あんまりひまではじめたことでしたが、お金もかからず、誰にもなんにも言われず、初めて走る道はわくわくしました。
ある日舗装していない土手をでこぼこ揺れながら走っていたら、太陽の光がきれいに見えて、
ふいに、この世界、わたしの今いる世界には、まだ知らないこわいことや汚いことや美しいことがあって、人によって見えるものが全然違うけれど、わたしもマイケル・ジャクソンも(!)、ドラマで見るやばそうな人もすごい芸術家も、たったひとつの同じ世界を同時に生きているんだ・・・
と 感じました。
今でもその時の 少し土ぼこりのする明るい道の、なんでもない風景が残っています。
また別のある日、そのころ町によくあった小さな本屋さんに入ってみました。そういえば小学生の時は、図書館でよく本を借りて読んだけど、近頃、読んでないなあと棚を見てまわりました。
文庫本なら買えそうでした。でも聞いたことのある作家の本はどれも難しそうで、読めそうにありませんでした。
中で講談社文庫に読んだことのある佐藤さとるさんのコロボックルのシリーズ、ファンタジーや
児童文学と呼ばれるような本がありました。
これなら、短くて絵もあるし、読めそう・・・と思い買って帰りました。
その本が楽しくて、図書館にまた行くようになりました。
そのうち文章を書くことがしたくなりました。
わたしは、勉強もとくにできず、楽器も歌もだめで、スポーツも苦手で、見た目もなあ・・・
でもなんか、文章書くのは、できるかも。
となぜか思って、高校を卒業して、学生になったとき文芸部というところで文章を書くことをしてみました。これが全然さえなくて、何か形にすることもなくそのまま卒業しました。
でも本を読むことは好きで、ぽつぽつと読み続けました。
10代のすることのないひまでさみしい、なんにも目に見えて積み重ねることのなかった日々。
でもその日々が、自分の好きなことを教えてくれて、今のわたしの毎日を助けてくれています。
そのころはたださみしいなあ、ひまだなあとおもって、過ごしていましたが、
あの時間があって、よかったとおもいます。
そしてそのときはそれが自分にとってよいことだとは、まったくわからなかったな!と
おかしくなります。
写真はHASEさんの展覧会のもの。
誰かを思って心が充たされる
というすてきなタイトルの作品。
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